資産推移や、チャットやメッセージのログ、書き込みなどを遡ったり周辺のスーパーや薬局の開店や閉店のタイミングを検索しなおしたりして。モスバーガーやグルメシティ、スーパーに薬局。いろいろな店がなくなっては新しくできた。自分のライフスタイルにはどんな影響を及ぼしただろう。それらの時期にはどんなふうに過ごしていたのだったろうか。どこでどんなパンを買い、健康診断にひっかかって保健指導をうけて以降はシャケおにぎりをどこで買ってきたろう。
酒と安定剤に漬かって睡眠の質が悪くなって記憶が定着しない数年間を過ごしてきた気がする。すべての記憶をさかのぼって、失った生活の記憶をとりもどしていけば、不安や依存も薄れるかもしれない。
2021年は、異動や精密検査などが続いて厳しい時期だったけれど、株は海運株やレーザーテックなんかが好調で、配当権利確定日周辺での急落が来るまではいい思いをしていたようだ。だがその急落で損切してダメージを受け、痔ろうも悪化してカネがなくなり手術も安い日帰り手術で受けたのだった。
2022年は総じてカネがなく、安いミニPCを買ってゲームや転職活動やマッチングアプリなどに逃避していた。仕事もほどほどに前半は忙しく、後半は暇になって、最終的には幻聴が聞こえて発狂してしまった。
2023年には休職をし、両親の助けも受け、何とか復活する。共通の知人に間に入ってもらい元カノと再会するも元のさやには納まれず経済的に自立した相手を探してマッチングアプリで何人かと会う。一人は気の強すぎる人、もう一人は金銭感覚が違いすぎる人だった。挫折を感じて元カノにまた手紙を書く。会う前日から食欲がなくなりあった当日の夜も食事が喉を通らなかった。会ったことは幸せだったはずなのにそれからどんどんメンタルは崩壊しだして、椅子の背もたれが突き刺さってくるだとか椅子が壊れるとかマウスが壊れる気がして椅子やマットレスなどを捨てて買い換えるなどした。車もスタビライザーリンクが外れて交換してもらった。仕事用のPCもキーボードが反応しなくなってきたので交換してもらった。薬が大幅に増えた。強い薬を大量に飲んでまぎらわす日々だった。一カ月ほど断酒もした。
2024年は正月に初詣から帰って自宅にいるときに大地震に遭遇した。メンタルもおかしい状態で本当に怖い体験だった。飲み会が中止になったが翌日友人宅に集まって飲んだ。友人は両親ともに入院しており一軒家に一人で住んでいた。大変そうだなと思う。酒をやめていたがシラフでいられず飲ませてもらった。沢山貰い物のエビスビールが余っているらしかった。一月は飲まない日も半分ぐらいあったが飲む日は反動で沢山飲んでいたようだ。2月3月は6%の酒を飲み、4月以降は5%の酒に減らした。4月末で薬も止めた。けれども4月末や6月頭の血液検査では相変わらず数字はまだオーバーしていた。
今日は数カ月ぶりに休肝日にした。昼にはすき屋にねぎ玉牛丼を食べに行った。コンビニに寄ろうとしたが駐車場が満車だったので酒を買わずに休肝日ということにしたのだった。酒を飲まなければまじめに仕事や過去とも向き合う時間ができる。罪悪感のない夕方を迎えられる、ということを感じた。