元カノとの共通の知人であるR氏とのSNSでのやりとりができなくなってしまった。痔ろうの手術からの回復を連絡した一人だったということもあるので、確かかなり以前からメッセージのやり取りはあったのだと思う。話題は株に関する話題がほとんどだった。株以外の話題は、元カノとの関係についての話題だった。R氏とのつながりは自分にとっては元カノとのつながりと切り離して考えられないつながりだったように思う。氏からは株についての情報収集や考え方、例えば各種の経済指標の発表と株の大局の動きの関連性などについて学んだ。そして元カノとの再会の場を設けてもらったこともある。しかし氏との関係はあるとき私がルールを守れないことで破綻してしまった。それからしばらくして、元カノとの間でも同じようにルールを守れなかったことで破綻が起きた。
そうして孤独を感じた時につながりを求める先を一気に失った。結果として私は内省的に戻り、そこで大きな勘違いを起こして米国株で大きな損失を出した。株で生きることができないことをやっと受け止めて、仕事で稼ぐしかないことを受け入れた。元カノと復縁することもできないことを受け入れた。そうしてマッチングアプリに戻り、マッチングアプリでは年収が低いブサメンはどうしようもないのだと痛感してせめて年収はなんとかできないだろうかと転職ドラフトに登録し、まったく先月はオファーが来なかったので今月リベンジにかけているのだった。でも、オファーがあったとしてもそちらになびくかどうかはまだ確信はない。自分にはまだ潜在的な伸びしろがあるのかどうかを知りたかっただけだともいえる。マッチングアプリについても、条件を少しずつ広げて妥協できるところまで妥協していってどこらへんで釣り合うのかを折り合せていく必要があるのかなとも思っている。
株を信じていたときは、年収は株のスキルでどうにでもなるのだと思っていたし、マッチングアプリで年収を求めている女性たちにも株のスキルがあればアピールできると信じることができていたところがあった。収入さえどうにでもなるなら、仕事がなんであっても別に不満などないと思えていたから、転職ドラフトでどう評価されるかなんてそれほど重要だと思っていなかった時期もあった。今は、その株への現実逃避ができなくなって、転職ドラフトでどうにかならないとマッチングアプリでもどうにもならないのではないかという感覚にとらわれている。