2017年の7月頃に僕らは、たしか心が叫びたがっているんだという映画を一緒に観にいた。それから彼女はそれまで同棲していた50代の方の家を飛び出して自宅に一人暮らしになった。8月にフリーランスで2つ目の仕事に転職し、毎週のように彼女のお家を訪ねて、そして連休にうちにとまりにきてくれた。界隈ではそんなに歓迎されていなかったような気がしている。あの頃は自分も及び腰だったようなところがあった。けれど10月頃にはうちで二人で暮らすようになり、一緒にイベントに行ったり、年末には共通の知人の家に遊びに行ったり、2018年には彼女の創作活動のイベントに送り迎えにいったりした。2018年の4月にフリーランス2社目の仕事を辞め、広告系や色々な事業をやっているプラットフォーマーやらを辞退して、某ソーシャルゲームプラットフォーマーで某社の棒IPタイトルに6月から8月までの短い間だけかかわる。フリーランスのような好条件だったが、待遇を従来の派遣レベルに落としたいと言われた時に、ああ期待に応えられなかったと感じて申し訳ない気持ちになったのだった。年齢的に管理職経験がないと転職できびしいのを感じ、ここなら経験が詰めるかもしれない、そして勤務地も近いと思って近場の正社員になり、一人プロジェクトで大手社会インフラ企業の社内ポータルを作り上げた。出来上がる寸前で参ってしまい、リモートワークできる代わりにアルバイト待遇となる。その社内ポータルをベースにグループ企業に展開するシステムを若い人と組んで(というか彼に導かれて)リリース。4月以降の案件がとれず任せる仕事がないと言われ転職活動をする。ひとつ前の企業を紹介してくれたエージェントにまた連絡を取り、楽な道を選ぶと這い上がれなくなると言われた言葉を思い出して、また再チャレンジしたい旨伝えて、受かっていたけれど事態したころのある某メガベンチャーを受けた。グループ会社だったけれど入社のタイミングで本体に吸収され、本社で働くことになった。9か月ほど勤めていたが、元カノが居住所ではなくうちに住んでいる状態でセーフティネットにお世話になっていたため居住実態がないととるべき措置をとらないといけなくなる、と市役所から電話があった。自分は元カノは病弱で医療などの保護が受けられないと将来大変なのではないかと思い、自宅に戻るべきだと説得して別居に入った。その後つらくなり休みがちになったところ、担当が若手に変わっていたエージェントさんのほうで、懸念して契約を切ったと連絡されてまた次の仕事を探すようになった。大きな会社を何度も紹介してくれたりした恩に報いたいのもあり、そのまま同じエージェントさんにお世話になって次に行ったものの、顧客とエージェントさんの間に入っている別の会社があり、しばらく仕事をして2か月ほどたったころにエージェントさんの知らないところで契約内容が変わるという事態が起きた。コロナ渦でリモートワークになったりしはじめた時期だった。そんなこんなでプロジェクトが変わることになるもストレスは消えず体調を崩して辞めることになった。緊急事態宣言やらソーシャルディスタンスやらで、異様に物々しい時期だった。電子書籍の収入の振込先になっている地銀から電話があり、色んな外貨で少額の入金があるがどういうことなのかと言われた。各国のアマゾンで電子書籍が少しだけ売れていたためだったが、マイナンバーカードを持ってきてくれといわれて東京支店に行った。その数か月後、パイザでそこの求人を見つけて応募したところフルリモートの環境で働けるようになった。その前後あたりでテネットを元カノと観に行った。遊びに来てもらってコンフィデンスマンJPを観たりした。そして、LINEを休むと言われ、お家に遊びに行ったり手紙を投函したりしていたら、ストーカー行為をやめるようにいわれて、しばらく音信不通となった。そうして2年ほど過ぎ去年の6月に共通の知人をつてに再会し、去年の10月にまた手紙を書いて会い、しばらく一緒に映画をみたり食事をしたりするも、今に至って昨日もう連絡してくれるなと返信があった。