することがなくて過去ばかり見ている

 その過去も一度も振り返らずに歩いてきて、手がかりが消えている時期がある。

 2022年は、社内の雑談チャンネルに色々な書き込みが残っている。消したものもたくさんあったとうろ覚えながら思い出す。上司らに指摘されて消すように言われるような書き込みを色々していたようだ。上司らに嚙みついている書き込みもあった。

 その年の暮れには幻聴がはじまっている。カネはなかったのだが、それでも株を買っている記録はある。株のリテラシーを上げることが将来につながると信じ切っていたからだろう。株のせいでずっとお金を失い続けていた気がする。

 株が悪いのかどうかは何とも言えない。しかし薬で頭が鈍っている状態で株をやるのはまずいことだったと言える。

 今の今まで、正直自分が今の職場で続けていけるという自信は持てずにいた。いつかにっちもさっちもいかなくなりまた転職するしかない状況に追い込まれるかもしれないという風に思っていた。今では少し、自分さえ望めばここでずっとやっていけるのだという気がしてきている。ここよりもうまくいった職場はないし、自分に合っていて、自分もまた満足できるような職場はほかには見つからないだろうと思う。

 ただ、それでも履歴書を更新したときには、いくつか応募したい会社はある。自分の経歴はいまではジョブホッパーの懸念をかなり払しょくできていると思う。この状態で応募すると、応募先の企業としてはどのレベルにまでなら手が届くのだろうか。