美人でもないし、僕のことが好きなわけでもない。
ただ、あまりにも可哀そうな境遇だったというだけで、その人をほっておくだけで罪悪感に苛まれる。そんな人を、心配し気にかけていたら、私がストーカーで、犯罪者予備軍ということにされてしまった。そういう風に私は受け止めるしかない。
人のことを思いやるにも、権利がいるのかもしれない。
人にやさしくするにも、権利がいるのかもしれない。
誰でも人を思いやって良いのではなく、誰でも人にやさしくしていいのではない。そうすることが犯罪になる人もいる。そういう目に見えない格差が、本当の社会の本質にあるのだ。