断酒の集まりの午後

 午後、階上に戻ったら駐車場が満車になっており駅の近くのパーキングに止めて少し遅刻になってしまった。すると、階上に入った時、席がなくてオロオロした。その時、挨拶をしてくれた若い方がいた。驚いた。午前中にこんな立派な若い人もくるのかあと思って印象に残っていた方が声をかけてくれたのだ。その方に、いろんな人を紹介してもらい、いろいろな人と少し挨拶したり簡単に会話できた。すごく社交的な人だなという感じ。その人につないでもらえたのは本当にラッキーだったと思う。たまたまその人と話す機会が遅刻で生まれたのはラッキーだった。そのことで色々な人と簡単につないでもらえた。居場所を作ってくれたという感じがした。今後、どうなるのかはわからない。自分は社交性がないのであまり心を開けるのか自信がないが、少なくともあいさつしたことがある人は多くできたので、いろいろなところでまた会う時があっても、なんとかつながっていられるかもしれない。

 集まりの後、医療費控除について調べられるように、また確定申告の冊子を買いに行った。久しぶりだなあと思う。

 それにしても、人の集まりに顔を出すという事は、それだけでも軽いパニックのような興奮を感じる。その軽いパニックは、眠っていた自分の感情を叩き起こして奮い立たせてくれる気がした。色々なことが、その感情で可能になるのだ。うつ状態から、起こしてくれる。希望を与えてくれる。そういう出会いが、たぶん実は市民社会には私の知らないところにいくらでもあるのだと感じるが、でもそのなかでも特に誰でも入って生ける場として、この場は興味深いと思う。