人生は安定しない

人生というのは、安定をつかむためのマラソンではないのだ。

人間というのは安住の地や安息の地にたどりついて幸せになるのではない。

そこにたどりつくと人は、かったるいなといいはじめて、せっかくの平和をかなぐり捨ててしまう習性を持っている。

浮き沈みの中に永遠に囚われざるを得ないし、その中で幸せと不幸を交互に経験し続けることしか健康的なことはない。そうでない平穏は、ミイラの平穏である。