いつもなにもしなかった。それが不合理に思えた

どうしておかしなことになってしまうのだろうといつも後からは思える。

不合理な判断をしてしまったかのように後からは見えるのだが、

でもいつもそんな判断をどうしてしてしまっているのか。

思うに、その場その場では選択肢が出尽くしていて、なにもできることがなくて時間が解決してくれるだろうと思って何もしないことを選ぶことの連続が、あとからみるとなぜそんなことをしたんだろうという選択の原因だったのではないか。

酒を飲んでカネがなくなっていっても、結局、いまできることはないが、いつか何とかなるだろうと思って、とりあえずその日は寝るという日を繰り返した。

いつか何とかなるだろうと思っている間に手遅れになっていったのだ。なぜ何もしなかったのか。いまはなにもできない、明日やろう、明日かんがえようとしてきたからだろう。その本質は今でもかわらない。現に今日も、今日できることはかぎられていて、いつかなんとかなるだろう、今日はこれでもういいのだと思っている。本質的には何もかわらない。だから変われない。