私は10年前のほうがはるかに賢かったと思う

10年前というかもっと前に書いた小説にかかれていたことと比べると、今の自分が考えている悩みはあまりにもちっぽけで大したことのないことにすぎない気がする。

今年の5月頃の株の大損で書いているほとんどの内容は、株なんぞ全然やっていないころに書いた小説の単なる登場人物の一人であった女性のセリフとして書いた内容の範疇を一歩も出ていない。それどころか、あの小説はコンピュータウィルスを実際のウィルスに読み替えればコロナ陰謀論を完全に先取りしていたと思う。だからといって私がすごかったのではなくその話そのものがインフルエンザに関する友人の陰謀論を元に考えたものだったので、我々がどれだけ世の中を何周も先回りして議論してきたのかということだったりもする。高校生ぐらいのころに彼はその話をした。私も当時NHKに取材を受けていたが、彼のほうが取材を受けるべき逸材だったと思う。