テレビが人を上から目線にする

テレビというものはそれを見る人を上から目線にさせる。だからテレビは周縁的な人々、虐げられている少数派を取り上げ、視聴者はそれを上から目線で、眺める。

それに対してSNSは主観的で双方向である。人はテレビによって多様性を上から目線で受け入れてきたが、SNSによって自己中心的になって多様性に不寛容になるのだ。

怒りと裏切り、駆け引き、抜け駆け、つぶしあいが暴走して、負に感情がかつてないほどマネジメント不能になった。政治家がちょっとしたおねだりで大勢のたきつけられた人々に袋だたきにあう。

無事でいるのは、元々負の感情を避けてきた人達だけだろう。ノーマークのダークホースだけがつぶしあいで空席になったポジションのノーマークで上がる。その人たちが欲深くなければ、ハイエナも付け入る隙はない。つまらない退屈な人であればあるほどその人は盤石の布陣といえる。