昨日、元カノは私が激怒するのを試していたのではと書いた

 元カノは私が激怒するのを試していたのではないかと昨日書いたが、考えてみると、初めて会ったときにはもう、そういう感じだった気がする。

 私が激怒したりひどいことを言うかどうかを試していたのではないかと思えてしまう。初めて会った時は、映画を観た後、公園で接吻を求められ、ツレの人がいるのだから帰ったほうがいいと言い続けていたが夕暮れまでずっと平行線になり、接吻をするまで帰ることができなかった。

 共通の知人となる人と初めて会ったときも、最初彼女は私はみんなに祝福されたいんだ、と言っていた。けれど、後から共通の知人が言っていた話によれば、彼女はもともとツレのひとに束縛されていてやっと逃げ出せたと思ったらまた同じようなことになっていると思って愕然としたというようなことを感じていたそうだった。祝福されるような流れではないことを知りながら私を誘ったのだと思う。

 同棲し始めた時もそうで、「自分では気が付いていないかもしれないがあなたは深く傷ついている。私なら手助けできる」みたいなことを言って、帰らなくなってしまったのだった。

 窪塚洋介さんかだれかが奥さんに毎日、起きてテーブルに水とお湯が出ていないと激怒するというネット記事を観てこんなことしなきゃならないなんてきついねえという話をしたら翌日からなぜか毎日水とお湯がテーブルに用意されるようになった。

 彼女にファイナルファンタジー15を遊んでもらっていたはいいが、いつのまにか彼女のセーブデータしかなくなり私のセーブデータが上書きされて消されていた。

 そういうようなことをなぜしたのか理解に苦しむ。機嫌が悪くなり、一歩も譲らないという調子で食い下がるのだった。このぐらいの季節になると、顎が痛くなったり気圧に応じて頭痛になったりしていつも寝ていたから、帰りにほっともっとなどのお弁当屋で弁当を買って帰る必要があった。

「自分では気づいていないかもしれないが、あなたは深く傷ついていて、自分があなたの助けになれる」と言っている人が、別になにもしてくれず私が弁当を買ってくるのを待っているだけの人になったというのが、一番、私が激怒するか試されていたことのように思える。