転ドラまた指名なし

転職ドラフトはまた指名なしで終わったようだ。

この年齢でこの時世、いつか転職できなくなるときは来るのだがそれがもうきたということだろう。

フリーランスになってしまったらもう戻れない可能性のほうが高い。フリーランスにならなかったとしてもリスクはあるのだが、それでも合理的に考えれば今のポジションは捨てられない。無限に仕事が選べるのではない。そうでない以上は危険がある。無限に仕事が選べる前提に立つべきでない。仕事が選べるなら今じゃなくていい。仕事が選べないから今だということなのだろう。今その仕事に移って、自分の前提条件は変わるのかといえば変わらない。次に転職するときに苦労しないなら、今だってほかに選択肢があってもよさそうなものだ。一つしか選択肢がないのを今しかないといって取りに行くのは危険で、その次がない可能性が高い。今複数の選択肢がないのだから、次複数の選択肢があるとはならない可能性が高い。その時にいい案件が来ずに人生が詰まる可能性が否定しきれない。

担当の方には好感を持つけれどそれと自分の人生は別の問題だし、相手も、別に好感をもたれようがもたれまいが同じように仕事しているだけだ。相手が好感をもってくれているというふうに受け止めるのではなくて、相手は仕事を粘強くやっているだけだということを認識すべきで、好意があって心配してくれているのではないことを受け入れないといけない。素敵な人に、好意を持たれて断りにくい、とかそういう状況というふうに捉えてしまうからいつもおかしなことになってしまうにだろう。

素敵だというのは商売上確かに武器になるのだろう。しかし、そんなもの私の人生を判断する上では本来何の影響ももたない。相手は私とつきあってくれるわけでも結婚してくれるわけでもない。ただ営業成績をあげる工夫をこらしてきているだけでしかない。それは確かに効果があったが、素敵な人に、悪く思われたくなく気に入らない人には悪く思われてもいいというのは、わけのわからないものに理性が振り回されている証拠だなと思う。あくまでも理性だけで判断すべきだ。そしてあの人も、そんな風に誤解を招くようなスタイルで仕事をしないことも大事だと思う。自分に跳ね返ってくるものだからだ。