日経平均

日本は1989年に日経平均のピークをつけてその後暴落し、30年ほど回復しなかったので失われた20年だ失われた30年だ、と言ってきたのだが、去年その過去最高値を更新した。今の日本は実は去年からすでに史上最も豊かな時代に到達している。2012年のアベノミクスから急激に回復して未だに上昇している。

5年ほど前にS&P500を買った時には、日経平均は右肩上がりではないから右肩上がりの米国の指数を買うべきだと考えるしかなかった。でもこの5年ほどで日経平均は過去最高値を更新し、今この時点から過去の推移をみると、まるで日経平均も右肩上がりだと言えるように思える。でも、ここ数年の回復がなければそうは言えなかった。
実際どうなのだろう。米国株も、ITバブル、AIバブルと続いていたからたまたま右肩上がりに見えているだけなのかもしれない。次の動きが、過去を帳消しにするような暴落を描かないとは言えない。