むこうが悪いのではない

 いつも同じことになるのは、むこうが悪いからじゃない。

 別々の集団で同じことが起きるのは、それぞれの集団のせいではないということだ。そこに接している自分に原因があるからだ。

 いろんな集団に対していつも同じことをやってしまっている。途中で気が引けて、自分から壁を作って後ずさりしてしまっている。だから、はれ物に触るような扱いになっていってしまう。誰だってそうなる。

 自分がそうしてしまうから、相手は誰であれそうしてこざるを得ない。いい人も悪い人も、強い人も弱い人も。