気分が安定すればそれでいいのではと思う

 去年の今頃まではまだ、感情がコントロールできない状態だったように思う。薬で調子をなんとかしてもらうしかなく病院でいろいろ処方してもらっていた。薬が減っていく時期だったとは思う。一年前ぐらいから。そのころは、とにかく生きているだけで精一杯だった。将来が良くなっていくように何かをするということは考えられもしない。薬を飲んで寝て、そして翌日少し体調が良いという事を繰り返して薬が減っていくのを待っているだけだった。やがて薬に頼らずに生きられるようになったら、そこから次の段階という感じだった。

 それまではただ、薬を飲んで早く寝る以上のことはやりようもなかったのだ。何かを考えるという事もそんなに簡単ではなかったように思う。長文を書くことができなかった。自分が何を思っているのか書く事すらできなかった。何も思っている事がなかったのだろう。今はあのころにくらべると随分ましになったように思う。少しずつ、長い思考を自由につむげるようになってきたのだ。それができるようならないと、先の事を考えるという事もできないし、段取りを立てて計画的にいきるということもなかなかやれない。

 でも、ここ数日は結構、自分の中で自分の中の空想の天敵との闘いが続いていて、かなり感情をコントロールできない状態になっていたように思える。一旦、断酒の集まりのことを忘れて好きなことをしようと思った時、少し感情が楽になった。気分を安定させ、感情を自分でコントロールできるように保っておくことが大事だと思った。対人関係に依存的になる必要はない。期待に応えようとしすぎるな、見捨てられることを恐れるな、自分はそもそも、ほかにもいくらでも居場所があったはずだということを忘れるな、と自分に言い聞かせたい。